2012年7月30日月曜日

寄贈のご報告(大船渡小学校)

7月24日、岩手県大船渡市の大船渡小学校に、新しいアップライト・ピアノをお届けいたしました。

これは、6月28日、岐阜県大垣市スイトピアセンター音楽堂で行われた東日本大震災「被災地にピアノを届けよう」チャリティーコンサートのチケット収入と、当日の募金箱に集まった分からわずかな経費を引いて、ご寄付頂いたお金で購入したものです(演奏会の模様は、このホームページの7月3日付けの記事をご参照ください)。

チャリティーコンサートは、ソプラノ歌手の山中敦子様をはじめとする 「被災地にピアノを届けよう」(大垣)の皆様のご出演に加えて、「被災地へピアノをとどける会」から実行委員長・ 庄司美知子ほか4名が参加させて頂き、演奏と活動報告をさせて頂きました。当日のチケットは完売、共催してくださった公益財団法人・ 大垣市文化事業団様が、会場費の一切を無料にしてくださったおかげで、新しいアップライト・ピアノを購入することができました。



大船渡小学校の副校長先生から、御礼のメッセージが届きました。

「今日、新品のピアノが大船渡小学校のホールに到着しました。 カワイピアノの方が丁寧に運び入れてくれて、早速4年生40名が合唱の練習に使いました。 4年生は11月に市内の音楽会で合唱を披露するので、今から少しずつ練習しているのです。 曲目は「世界がひとつになるまで」。 なんだか 震災の経験とピアノをとどける会のみなさんの思いと山中敦子さんの気持ちと 子どもたちの一生懸命歌う歌が一つになり、まだ上手ではないけれど、 とても温かい歌声がホールに響きました。 これから、贈られたピアノでもっともっと練習して、きっと上手になっていくと思います。 本当にありがとうございました。子どもたちと大切に使っていきます。」

後ろのホワイトボードには「ピアノありがとう」の文字…。皆さんの笑顔、本当に素敵です!

実は、山中様が個人でお持ちだったピアノも別途寄贈して頂きました。こちらは7月10日に、まったくの偶然ですが、大船渡市のお隣の住田町立有住中学校にお届けしておりました。 有住中学校からは御礼の「ビデオレター」が届きました。生徒さんからのメッセージや、合唱の様子が入っていて、拝見した「とどける会」のスタッフは、泣けたり、笑えたり・・・!先生や生徒の皆さんの心がこもった内容でした。 山中さんは、9月にこの二つの学校を訪問される予定です。

山中敦子様と 「被災地にピアノを届けよう」(大垣)の皆様、公益財団法人・ 大垣市文化事業団様に、あらためて心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

山中様のブログ http://plaza.rakuten.co.jp/atsuko626/diary/20120729/
公益財団法人・ 大垣市文化事業団からの「お知らせ」 http://www.og-bunka.or.jp/news/2012/20120725_pianokifu.html

2012年7月25日水曜日

寄贈のご報告と御礼のメッセージ

7月21日、宮城県S様へ、北海道Y様よりご寄贈のアップライト・ピアノをお届けしました。



S様は、震災当日、まさに九死に一生を得て生き延びることができたと伺いました。ピアノをお届けすると、早速に御礼のメールを頂戴しました。
「あの冷たい津波につかり、感情が全くなくなってしまっていましたが、子供にもどったように、ワクワクドキドキで胸の高鳴りを覚え、すっかり忘れていた感情がよみがえりました。温かなご支援の思いに支えていただき今は前向きに力強く生きていこうとする力が湧いております。本当にありがとうございました。」

7月2日にお届けした宮城県H様は、お手紙とともに写真を郵送してくださいました。H様は、レストランのオーナーで、損壊したお店がようやくリニューアルできたとのことです。
「この度は、とても素敵なピアノをありがとうございました。 お店もおかげさまで7月17日営業を再開することが出来ました。自動演奏付きのピアノは、とても嬉しかったです。お客様も、動く鍵盤を見つめては、「何で動くの?」と不思議そうです。被災地の復興には、まだまだ時間がかかります。でも、店の再開とともに、頂いたピアノとともに、私たちをはじめ(スタッフ全員が被災者)少しずつ心の復興が出来てきました。本当に感謝しております。ありがとうございました。
P.S. 7月21日にお店で結婚パーティーがあります。その時に生演奏でパーティーを盛り上げたいと思っています。」
石巻駅前ビルの「フィッシュボーン」というお店です。 お近くにいらっしゃったら、ぜひお立ち寄りください。






次は、 6月26日にお届けした岩手県K様からのお手紙です。
「先日は大切にしていた立派なピアノをいただき、本当にありがとうございました。被災後初めての感激で、みんなに話し喜んで頂いております。さっそく7月15日、被災前に住んでいた地域のお年寄り12~13人で、ピアノを囲んで歌ったりお話をしたりしたいと思っております。みんな、被災後離ればなれになっております。涙を流して喜んでおります。ピアノを頂いたおかげで、このような催しをさせて頂き、心より感謝しております。」

その他、たくさんの御礼のメッセージを頂いております。ひとつひとつ読ませて頂きながら、あぁ、良かったなぁ・・・としみじみ思います。御礼のことばを求めて活動しているわけではありませんが、メッセージを頂くとやはり嬉しく、過分なご褒美を頂いたような気持ちになります。ありがとうございました。


2012年7月17日火曜日

第8回数寄屋橋音楽会のお知らせ

被災地へピアノをとどける会と数寄屋橋音楽会実行委員会が共催する音楽会です。

第8回数寄屋橋音楽会 「命をつなぐ高田の松の音色」


日時:2012年7月22日(日)16:00-
会場:東日本復興応援プラザチャリティーイベントスペース「銀座ひろがれ舞台」
出演:ジョナサン・ヴェレッド&エデン・ヴェレッド兄妹

曲目
アクロン/ヘブライの旋律
サラサーテ/カルメン幻想曲
モーツァルト/ヴァイオリンソナタ第28番ホ短調 K304 他

トークショーその1「南三陸町・イスラエル医療団、救命活動の軌跡(イスラエル大使館 参事官ミハル・タル氏)」
その2 「千の音色でつなぐ絆(高田の松・ヴァイオリンプロジェクトご紹介)」

入場料:無料
主催:数寄屋橋音楽会実行委員会、被災地へピアノをとどける会

イスラエルから「天才」の呼び声高いジョナサン・ヴェレッド&エデン・ヴェレッド兄妹が来日、数寄屋橋音楽会に出演してくれます。トークショーは、イスラエル医療団についてと、高田の松・ヴァイオリンプロジェクトについての2本立て!陸前高田の被災松で作られたヴァイオリンの演奏もあります。 「期間限定」で開催されている銀座会場の数寄屋橋音楽会も、残すところあとわずかになりました。ぜひご来場ください。

演奏会の詳細な情報はこちら→http://sukiyabashi.blog.fc2.com/blog-entry-26.html

七夕コンサート in Paris

パリ市庁舎で行われた七夕コンサート。そのダイジェスト映像です。
塩竈出身パリ在住のピアニスト・菅野潤さんが大変尽力され、仙台出身の若い音楽家たちも多数参加しました。陸前高田の被災松で作られたヴァイオリンも披露されました。また、「被災地へピアノをとどける会」副委員長・吉川和夫の連弾曲も演奏されました。

http://www.youtube.com/watch?v=Y9vAd4SKAr8&feature=youtu.be
Tanabata Programme-

J. S. BACH Chaconne (extraite de la Partita No.2)
Lisa Oshima (violon)

F. MENDELSSOHN BARTHOLDY Trio No.1 en ré mineur Op.49
Le 2nd Mouvement – Andante con moto tranquillo
Yuki Ishimaru (piano)
Naomi Iikawa (violon)
Nao Shamoto (violoncelle)

Kazuo KIKKAWA Moment of Silence for 2011.3.11

Yoshinao NAKADA le Printemps
De l’Hiver au retour du Printemps
(extraits de « Quatre Saisons du Japon »)
Chizuko Tokoyo-Mages (piano)
Junko Mino (piano)

Toru TAKEMITSU Hika (Elégie)

Michio MIYAGI Haru no umi (La mer de printemps)
Atsuko Watanabe (violon)
Jun Kanno (piano)

W.A.MOZART Ave Verum Corpus

Teiichi OKANO Furusato

Muneyuki SATO Aobajo Koiuta
Chorale “Mimosa”
dirigée par Yuki Sano
Jun Kanno (piano)

2012年7月12日木曜日

七夕の準備





「被災地へピアノをとどける会」実行委員長・庄司美知子からのメッセージです。


仙台中央音楽センターは、この8月6日からの仙台七夕で飾るために、被災地にピアノをとどける会と共同で竿竹を買い求めました。仙台中央音楽センターに立ち寄った方は、皆さん短冊に想いを。祈りを込めて鶴を折って下さい。
いつもはこわい顔のご父兄が、レッスンの間せっせと鶴を折ってます。カサコソカサコソ音がします。子供達もお母様の注意が散漫になって良かったね!来週までの宿題に、折り紙制作がもれなくつきます。さてさて5日は飾り付けが大変です。お時間の都合がつく方、お手伝いお願いします!

寄贈のご報告

7月10日、岩手県住田町立有住中学校へ、東京都Y様よりご寄贈のアップライト・ピアノをお届けいたしました。

同じく 7月10日、宮城県名取市立増田西小学校へ、山口県I様よりご寄贈のグランド・ピアノをお届けいたしました。

ありがとうございました。


2012年7月8日日曜日

寄贈のご報告

6月下旬以降の寄贈のご報告です。

6月25日、宮城県I様へ、会で新規購入したヤマハ電子ピアノをお届けいたしました。

6月25日、宮城県A様へ、会で新規購入したヤマハ電子ピアノをお届けいたしました。

6月25日、宮城県S様へ、会で新規購入したカワイ電子キーボードをお届けいたしました。

6月26日、岩手県K様へ、千葉県T様よりご寄贈のアップライト・ピアノをお届けいたしました。

6月30日、宮城県Sピアノ教室様へ、静岡県W様よりご寄贈のグランド・ピアノをお届けいたしました。

6月30日、宮城県S様へ、茨城県Y様よりご寄贈のアップライト・ピアノをお届けいたしました。

6月30日、宮城県T様(特定非営利活動法人)へ、茨城県N様よりご寄贈のアップライト・ピアノをお届けいたしました。

7月2日、岩手県O様へ、北海道S様よりご寄贈のアップライト・ピアノをお届けいたしました。

7月2日、宮城県H様へ、愛知県S様よりご寄贈のアップライト・ピアノをお届けいたしました。

7月4日、石巻市立青葉中学校へ、東京都Y様よりご寄贈のアップライト・ピアノをお届けいたしました。

7月4日、吉野作造記念館へ、岩手県O様よりご寄贈のアップライト・ピアノをお届けいたしました。

7月7日、宮城県S様へ、広島県T様よりご寄贈のアップライト・ピアノをお届けいたしました。

お届け台数は、グランド・ピアノ19台、アップライト・ピアノ59台、電子ピアノ52台、電子キーボード21台、総計では151台となります。

お届け先の内訳は、保育所・幼稚園17ヶ所、学校(小・中・高・短大等)42ヶ所、個人57ヶ所、その他公共施設等17ヶ所となりました。

お届け先の都道府県別は、宮城県96ヶ所、岩手県14ヶ所、福島県10ヶ所、その他(茨城及び福島県より転居中の首都圏)10ヶ所となります。

ありがとうございました。引き続きのご支援、どうぞよろしくお願い申し上げます。


 (御礼のお手紙もたくさん届いております。)

2012年7月3日火曜日

ふたつのコンサート報告(2)

6月28日、岐阜県大垣市スイトピアセンター音楽堂で、東日本大震災「被災地にピアノを届けよう」チャリティーコンサートが行われました。

ソプラノ歌手の山中敦子さんをはじめとする 「被災地にピアノを届けよう」(大垣)の皆さんが出演、音楽で被災地へのチャリティーを呼びかけたほか、「被災地へピアノをとどける会」から実行委員長・庄司美知子、副委員長・吉川和夫、会計・郷古由理、それにヴァイオリニストの勅使河原真実がお伺いして、演奏と活動報告をさせて頂きました。チケットは完売とのことで、ご来場頂いたお客様は、最初から最後まで熱心に聴き入ってくださいました。

チケット収入と当日の募金箱に集まった分からわずかな経費を引いて、全額「被災地へピアノをとどける会」へ寄付して頂けるそうです。また、公益財団法人・大垣市文化事業団様が共催してくださり、会場費の一切を無料にしてくださったことにも、頭が下がります。本当にありがとうございました。

山中さんのブログもぜひお読みになってみてください。http://plaza.rakuten.co.jp/atsuko626/diary/201207010000/

しかし、ありがたいのはお金だけではありません。数寄屋橋音楽会も同様ですが、こうして「非被災地」に呼んで頂いて、「被災地」の現状をお話しさせて頂くこと、そこで活動する音楽家の演奏を聴いて頂くことによって、私たちの活動がどんなに力づけられるかわかりません。こちらにも来ないか…というお申し出があれば、できるだけ都合をつけて、日本全国どこへでも伺いたいと思っています。

被災地には、これからもまだまだ継続的な支援が必要です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(出演者全員での記念写真です。)



ふたつのコンサート報告(1)

6月24日、東京・銀座で第7回数寄屋橋音楽会が行われ、「被災地へピアノをとどける会」も後援いたしました。

今回は、「音楽家たちの支援活動」と題して、宮古、石巻で支援活動をしてきた音楽家やボランティア団体が出演。トークショーのコーナーでは、福島大学教授で作曲家の嶋津武仁さんが「震災後の福島の教育環境について」お話しくださいました。
「被災地へピアノをとどける会」からは副委員長の吉川和夫が、全体の司会とトークショーの進行を務めました。

詳細については、数寄屋橋音楽会のブログ http://sukiyabashi.blog.fc2.com/blog-entry-24.html
をご覧ください。

また、ご来場された方がお書きくださったブログも、ぜひ併せてお読み頂けたらと思います。
http://foodmileage1.blog.fc2.com/blog-entry-88.html (新・伏臥漫録~フード・マイレージ資料室から~)


2012年7月1日日曜日

番組放送のお知らせ

6月2日の記事でご紹介いたしましたが(http://www.piano-donation.org/2012/06/blog-post.html )、フランスのピアニスト、リチャード・クレーダーマンさんが「被災地へピアノをとどける会」の活動を取材したテレビ番組が放映されます。

TOMORROW beyond 3.11


NHK BS1 /2012年7月3日(火)14時~14時30分

http://www.nhk.or.jp/ashita/tomorrow/

 

NHK WORLD TV /2012年7月2日(月)23時30分~

http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/tv/schedule/index.html