2015年7月23日木曜日

ピアノのご支援をお願いいたします。



「被災地へピアノをとどける会」事務局には、ピアノをお届けした方からの御礼状や写真が届きます。
写真とお手紙は、宮城県、10歳の女の子さんが送ってくださったものです。

「6月24日にすてきなピアノをありがとうございます。…アップライトピアノを、これからも大切につかっていきたいと思います。すてきなピアノをありがとうございます。」

福島県のピアノ教室の先生から。

「本日ピアノが、レッスン室兼わが家のリビングに届けられ設置されました。震災から4年・・・あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、職を変え、住まいを変えながら、母屋の取り壊し・・・そしてピアノを手放し・・・。片づけや処分や荷物運びに追われた4年でした。未だに言葉で言い表せない不安感等を抱えておりますが、わずかでもピアノを習いたいという子どもたち、そして大人の方にも、あの日以前のように自宅でピアノ教室ができること、子どもたちに元気や勇気をもらいながら、ピアノを通して音楽を通して地域の方と触れ合っていけることを、とてもうれしく幸せに思います。
いただいたピアノは大切に、そして有意義に使わせていただきます。本当にありがとうございました。」

写真のお子さんのお母さまからも頂戴しました。

「今日、皆様の愛のこもったピアノが届きました。とてもきれいでステキなピアノでした。以前使われていた方の想いが伝わり、涙が出そうになりました。
東日本大震災から4年が過ぎ、私たち家族は未だに仮設生活です。でも前に進まなければなりません。そのひとつが子どもたちの夢でした。娘が「ピアノを生かして幼稚園の先生になりたい。」「ピアノの楽しさを伝えたい」と言ってくれました。しかし、私たちにはピアノを買ってあげる余裕なんて・・・これが現実でした。その時、こちらのご支援のお話をいただき、信じられませんでした。でも、本当にいろいろな方々のお力が集まった愛あふれている会だと実感しました。本当に感謝の気持ちでいつぱいです。寄贈してくださった方々、そして『被災地へピアノをとどける会』の皆さま、心をこめてありがとうございました。大切に大切に使わせていただきます。」

ピアノ支援については、少しずつですが、今も途切れることなくお問い合わせ頂きます。寄贈のお申し出も頂戴しています。けれども、支援ご希望の数に対して、ピアノが足りません。生活は何とか維持できても・・・というお母さまの現実は、被災地ではまだまだたくさんあるのです。
どうか、今一度、ピアノのご支援を頂きますよう、活動の様子を拡散して頂けたら幸いです。

前回の更新以降のピアノのお届け報告を記しておきます。

7月1日、福島県W様へ、宮城県H様よりご寄贈のアップライトピアノをお届けいたしました。
7月9日、宮城県S様へ、岩手県K様よりご寄贈のアップライトピアノをお届けいたしました。
7月10日、宮城県名取市立増田中学校へ、新規購入のヤマハキーボード2台をお届けいたしました。
7月12日、岩手県Y様へ、兵庫県F様よりご寄贈のアップライトピアノをお届けいたしました。

お届け総数は446台となります。ありがとうございました。