7月24日、岩手県大船渡市の大船渡小学校に、新しいアップライト・ピアノをお届けいたしました。
これは、6月28日、岐阜県大垣市スイトピアセンター音楽堂で行われた東日本大震災「被災地にピアノを届けよう」チャリティーコンサートのチケット収入と、当日の募金箱に集まった分からわずかな経費を引いて、ご寄付頂いたお金で購入したものです(演奏会の模様は、このホームページの7月3日付けの記事をご参照ください)。
チャリティーコンサートは、ソプラノ歌手の山中敦子様をはじめとする
「被災地にピアノを届けよう」(大垣)の皆様のご出演に加えて、「被災地へピアノをとどける会」から実行委員長・
庄司美知子ほか4名が参加させて頂き、演奏と活動報告をさせて頂きました。当日のチケットは完売、共催してくださった公益財団法人・
大垣市文化事業団様が、会場費の一切を無料にしてくださったおかげで、新しいアップライト・ピアノを購入することができました。
大船渡小学校の副校長先生から、御礼のメッセージが届きました。
「今日、新品のピアノが大船渡小学校のホールに到着しました。
カワイピアノの方が丁寧に運び入れてくれて、早速4年生40名が合唱の練習に使いました。
4年生は11月に市内の音楽会で合唱を披露するので、今から少しずつ練習しているのです。
曲目は「世界がひとつになるまで」。
なんだか 震災の経験とピアノをとどける会のみなさんの思いと山中敦子さんの気持ちと
子どもたちの一生懸命歌う歌が一つになり、まだ上手ではないけれど、
とても温かい歌声がホールに響きました。
これから、贈られたピアノでもっともっと練習して、きっと上手になっていくと思います。
本当にありがとうございました。子どもたちと大切に使っていきます。」
後ろのホワイトボードには「ピアノありがとう」の文字…。皆さんの笑顔、本当に素敵です!
実は、山中様が個人でお持ちだったピアノも別途寄贈して頂きました。こちらは7月10日に、まったくの偶然ですが、大船渡市のお隣の住田町立有住中学校にお届けしておりました。
有住中学校からは御礼の「ビデオレター」が届きました。生徒さんからのメッセージや、合唱の様子が入っていて、拝見した「とどける会」のスタッフは、泣けたり、笑えたり・・・!先生や生徒の皆さんの心がこもった内容でした。
山中さんは、9月にこの二つの学校を訪問される予定です。
山中敦子様と
「被災地にピアノを届けよう」(大垣)の皆様、公益財団法人・
大垣市文化事業団様に、あらためて心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
山中様のブログ http://plaza.rakuten.co.jp/atsuko626/diary/20120729/
公益財団法人・
大垣市文化事業団からの「お知らせ」 http://www.og-bunka.or.jp/news/2012/20120725_pianokifu.html