2012年7月25日水曜日

寄贈のご報告と御礼のメッセージ

7月21日、宮城県S様へ、北海道Y様よりご寄贈のアップライト・ピアノをお届けしました。



S様は、震災当日、まさに九死に一生を得て生き延びることができたと伺いました。ピアノをお届けすると、早速に御礼のメールを頂戴しました。
「あの冷たい津波につかり、感情が全くなくなってしまっていましたが、子供にもどったように、ワクワクドキドキで胸の高鳴りを覚え、すっかり忘れていた感情がよみがえりました。温かなご支援の思いに支えていただき今は前向きに力強く生きていこうとする力が湧いております。本当にありがとうございました。」

7月2日にお届けした宮城県H様は、お手紙とともに写真を郵送してくださいました。H様は、レストランのオーナーで、損壊したお店がようやくリニューアルできたとのことです。
「この度は、とても素敵なピアノをありがとうございました。 お店もおかげさまで7月17日営業を再開することが出来ました。自動演奏付きのピアノは、とても嬉しかったです。お客様も、動く鍵盤を見つめては、「何で動くの?」と不思議そうです。被災地の復興には、まだまだ時間がかかります。でも、店の再開とともに、頂いたピアノとともに、私たちをはじめ(スタッフ全員が被災者)少しずつ心の復興が出来てきました。本当に感謝しております。ありがとうございました。
P.S. 7月21日にお店で結婚パーティーがあります。その時に生演奏でパーティーを盛り上げたいと思っています。」
石巻駅前ビルの「フィッシュボーン」というお店です。 お近くにいらっしゃったら、ぜひお立ち寄りください。






次は、 6月26日にお届けした岩手県K様からのお手紙です。
「先日は大切にしていた立派なピアノをいただき、本当にありがとうございました。被災後初めての感激で、みんなに話し喜んで頂いております。さっそく7月15日、被災前に住んでいた地域のお年寄り12~13人で、ピアノを囲んで歌ったりお話をしたりしたいと思っております。みんな、被災後離ればなれになっております。涙を流して喜んでおります。ピアノを頂いたおかげで、このような催しをさせて頂き、心より感謝しております。」

その他、たくさんの御礼のメッセージを頂いております。ひとつひとつ読ませて頂きながら、あぁ、良かったなぁ・・・としみじみ思います。御礼のことばを求めて活動しているわけではありませんが、メッセージを頂くとやはり嬉しく、過分なご褒美を頂いたような気持ちになります。ありがとうございました。