2012年9月27日木曜日

関連イベントのお知らせ

銀座音楽ビヤプラザのチャリティーコンサートが開かれます。

このチャリティーコンサートは今回が第5回目になりますが、毎回「被災地へピアノをとどける会」に寄付してくださっています。
このような継続的なご支援は、本当に助かります。ありがとうございます。
ご盛会をお祈りいたします。

【開催日】 2012年9月30日(日)
【開演時間】 17:30(開場16:30)
【イベント名】 音プラ チャリティーコンサートVol.5 ~大切なあなたへ 音楽を涼風にのせて~

【主な出演者】 海野真理子(S) 齊藤祐紀(S) 水上恵理(S) 杣友惠子(MS) 齋藤久美子(Fl) 
渡辺弘美(Aco) 斎藤美香(Pf)

【主催】 銀座音楽ビヤプラザライオン

ホームページはこちらです→ http://www.onpla-lion.com/

2012年9月25日火曜日

寄贈のご報告

9月15日、宮城県T様ほか3名様へ、電子ピアノをお届けいたしました。

9月23日、岩手県N様ほか4名様へ、電子ピアノをお届けいたしました。

これにより、これまでのお届け総数は200台を超えました。数知れぬ多くの皆さまの、あたたかいお気持ちあっての数字です。本当にありがとうございます。

被災地では、まだまだピアノや電子ピアノが必要とされています。
今後ともお力添え頂きますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2012年9月22日土曜日

数寄屋橋音楽会 in 気仙沼 無事終了!

 ご報告がすっかり遅くなってしまいましたが、9月9日、気仙沼市本吉はまなすホールで開かれた「数寄屋橋音楽会 in 気仙沼」は、盛況のうちに無事終了しました。

「被災地へピアノをとどける会」副委員長・渋谷由美子のヴァイオリン、委員長・庄司美知子のピアノによる「G線上のアリア」。震災の犠牲者の魂を鎮め、生かされた私たちの心を慰める円熟の響きで音楽会は始まりました。


地元の中学校の若い音楽の先生方、津谷中学校・長澤育実さん、大島中学校・吉田智穂さんによる瑞々しい連弾。

 「被災地へピアノをとどける会」と「数寄屋橋音楽会」の活動報告をさせて頂きました。


東京から駆けつけてくださった遠藤尚子さん、若土祥子さんによるフルート・デュオ。


休憩後は、プライヴェートでご来場くださった菅原茂・気仙沼市長にご挨拶を頂戴しました。

 

地元・津谷中学校吹奏楽部の皆さんに、遠藤さん、若土さん、さらに宮城教育大学学生・鴫原葵君も加わっての若さ溢れるパフォーマンスに、会場の雰囲気はますます盛りあがります。


 鴫原君のソロ、吉田彩さんの美しいデュオ。


気仙沼高校の2年生・小野寺正法君の歌は、恩師・吉田智美先生の伴奏を得て、ますます冴えました。特に、弾き歌いした自作曲「この町を通れば」の、傷ついた故郷・気仙沼を見つめる青年の眼差しは、会場に圧倒的な共感を呼び起こしました。


そして、「数寄屋橋音楽会」を引っ張ってきた畠山裕恵さんが遂にピアニストとして登場。遠藤さん、若土さんとともに「赤とんぼ」、「少年時代」を演奏しました。「とどける会」副委員長・吉川和夫が、この日のために編曲したものです。




 2時間半に及ぶ長い演奏会だったにも関わらず、お客様は最後まで聴いてくださいました。また、多くの方から、 これまでの支援や演奏会開催に対する労いと感謝のことばを頂戴しました。この演奏会をきっかけに、ピアノの支援希望のご連絡も頂きました。河北新報、三陸新報は大きな扱いで記事にしてくださり、NHKのローカルニュースで報道されました。気仙沼ケーブル・ネットワークも収録してくださいました。この演奏会が注目されていたことがわかります。

ただ単に被災地へ出かけて演奏してくるだけではなく、地元の若い音楽家や生徒さんたちを応援し、客席と舞台が心を通わせあうような演奏会にしたい・・・それが私たちの願いでした。十分とはいかなかったかも知れませんが、こころざしの一端は達成できたかと感じます。これからも、機会を設けて続けていきたいと考えています。

最後になりましたが、心強いバックアップをしてくださった気仙沼市、気仙沼商工会議所の皆さま、様々な場面でお力を貸してくださった気仙沼復興協会の皆さま、後援を頂いた宮城教育大学復興支援センターに、心より御礼申し上げます。

数寄屋橋音楽会のブログも、ぜひご一読ください。→ http://sukiyabashi.blog.fc2.com/
 

寄贈のご報告

9月3日、仙台市天文台へ、秋田県A様よりご寄贈のグランド・ピアノをお届けいたしました。

9月6日、石巻市立湊小学校(仮設校舎)へ、神奈川県K様よりご寄贈のアップライト・ピアノをお届けいたしました。

9月9日、宮城県E様へ、 埼玉県M様よりご寄贈のアップライト・ピアノをお届けいたしました。

9月10日、福島県いわき市いわき芸術文化交流館アリオスへ、福岡県A様よりご寄贈のアップライト・ピアノをお届けいたしました。

9月12日、宮古市立崎山中学校へ、大阪府K様よりご寄贈のグランド・ピアノをお届けいたしました。

9月17日、岩手県H様へ、大分県K様よりご寄贈のアップライト・ピアノをお届けいたしました。

9月20日、岩手県S様と、同じイニシャルのS様へ、電子ピアノをお届けしました。

ありがとうございました。

仙台市天文台は、活発に音楽に関連するイベントが行われていますが、今までグランド・ピアノはありませんでした。この場所にグランド・ピアノがあったら・・・ということで、寄贈主様のお許しを頂いてお届けいたしました。
9月8日、宮城教育大学との連携で行われている仙台市天文台ロビー・コンサートで「ピアノ開き」が行われました。 調律にあたった調律師さんからも、「とても状態の良いピアノです。前の持ち主様が大切に使ってこられたのですね。」とお墨付きを頂きました。寄贈主である秋田県A様も、仙台市天文台スタッフの方々も、どちらもとても喜んでくださっています。寄贈主様のお優しい心を乗せた柔らかな音色は、これから永く、ここに集う人々を和ませてくれることでしょう。
写真は、ロビーコンサートでの髙城志津さん(ピアノ)と池田緋沙子さん(フルート)です。

http://www.sendai-astro.jp/square/blog/2012/09/post-104.html



いわき芸術文化交流館アリオスでは 、キッズルームに設置されます。いわき地区は、東日本大震災の揺れと津波によって大きな被害を受けており、被災者の方々は仮設住宅や借上住宅で生活していらっしゃいます。そのような中で、ピアノを習っていた子どもさんたちはとてもピアノを持てる状況にはありません。また原発事故による避難者の方々も、ピアノを持って避難できるはずもなく、ピアノを弾きたい子どもたちや被災者の方々は、悲しい思いをしておられることと思います。いわき芸術文化交流館アリオスは、キッズルームを無料開放し、子どもさんたちや親御さんたちに弾いてもらいたいということで、「被災地へピアノをとどける会」へピアノの支援を問い合わせてくださいました。9月29日(土)に開催する「こども遊び工房」という事業で、このピアノのお披露目をする予定とのことです。
遠く福岡から届けられたピアノです。寄贈主のA様からも、大変ご丁寧な御礼のメールを頂戴いたしました。ピアノを囲んだいわきの子どもたちに笑顔が広がりますように!
ありがとうございました。

2012年9月18日火曜日

支援の御礼

8月23日にピアノをお届けした宮城県東松島町の矢本はなぶさ幼稚園職員の皆さまから、御礼のお手紙を頂きました。東京都A様よりお預かりしたグランド・ピアノです。

「私どもの園は、震災時床上150センチ以上の浸水を受け、ホールに置かれていたグランド・ピアノは汚泥の中で流され逆さになり、可哀想な姿でした。園の再建復旧には莫大な費用がかかり、グランド・ピアノは諦めざるを得ませんでした。(中略)専門家でいらっしゃる調律師さんにご相談申し上げ、やはり幼児教育の大切な音感を育む場であることを考え、ご支援に甘えることになりました。」


 「8月27日に、2学期の始業式がホールで行われ、早速園長先生より、新しく矢本はなぶさ幼稚園に来てくれたピアノのお話が、139人の園児たちに知らされました。『遠い九州といういところから、みんなのために来てくれたんだよ。大切に感謝の気持ちをいつも感じて、できるだけ優しい声で、ピアノにあわせて歌おう!』と、皆で園歌『はなぶさの四季』を歌い初めしました。」



 「大切な家宝ともいえる貴重なピアノをお贈りくださる方の温かさに感謝でいっぱいです。また、私たちの住む被災地を応援してくださる方々の存在に、心強く、湧き立つ勇気を感じております。私たち、子どもたちを育む立場の者が、このような人と人との『つながり』の大切さを、しっかりと園児たちに伝えていくつもりでおります。私どもの園も、お嫁に来てくれた(お婿?)ピアノの力を借りて、音楽で元気になります!」


 寄贈してくださったA様からも、「被災地へピアノをとどける会」へメッセージを頂きました。

「丁寧なお手紙と写真から 幼稚園の温かい雰囲気が伝わってきて 本当に嬉しく思いました。
 震災時のピアノの姿・・・衝撃でした。 あの可哀想なピアノの代わりに 私のピアノが生かされる。
不思議なご縁を感じます。

私がピアノ教師になった時に両親が買ってくれたグランドピアノ。
小さい手や大きい手 いろんな手があのピアノを奏でてきました。
その頃は、祖母や母も元気で、家族4人で賑やかでしたが
ここ10年は老いた父親一人の家で、ピアノも寂しげでした。
 それが今、はなぶさ幼稚園のかわいい園児さんに囲まれ
優しい先生に弾かれて なんて幸せなピアノなんでしょう。

私1人では何もできませんでした。
皆様のおかげで 私も私のピアノも幸せをいただきました。
心からお礼を申し上げます。」

寄贈してくださった方、受け取った方、どちらもが喜んでくださることが、「被災地へピアノをとどける会」スタッフ全員の願いであり、喜びであります。本当にありがとうございました。

2012年9月5日水曜日

数寄屋橋音楽会 in 気仙沼

日中はまだまだ暑い毎日ですが、仙台近郊を車で走ると道端がススキでいっぱいになっているを見かけます。季節は確実に秋に近づいているのですね。

「被災地へピアノをとどける会」と良き連携関係にある「数寄屋橋音楽会」、銀座の会場が閉館したため東京での開催は一段落となりましたが、このたびは気仙沼で開催いたします。東京、仙台から演奏家が赴くだけでなく、地元の音楽家たちや気仙沼高校の小野寺さん、津谷中学校の生徒さんたちも出演してくださいます。ぜひ応援してくださいますよう、お願い申し上げます。
http://sukiyabashi.blog.fc2.com/


数寄屋橋音楽会 in 気仙沼

9月9日(日) 14時開演
気仙沼市・本吉町はまなす文化タウン はまなすホール
http://www.miyagi-hall.jp/sisetu/sisetu/01/01_40.htm

入場無料(整理券は不要。直接会場にお出かけください。)

出演
ピアノ:庄司美知子(「被災地へピアノをとどける会」委員長)
ヴァイオリン:渋谷由美子(「被災地へピアノをとどける会」副委員長)
フルート:遠藤尚子、若土祥子
ピアノ:吉田智美、吉田彩、吉田智穂、長澤育実、畠山裕恵
サクソフォン:鴫原葵
テノール:小野寺正法
吹奏楽:気仙沼市立津谷中学校吹奏楽部
司会:吉川和夫(「被災地へピアノをとどける会」副委員長)、畠山裕恵(「数寄屋橋音楽会」実行委員長)