今年に入ってから、ここまでの寄贈のご報告をさせていただきます。
1月5日 宮城県T様へ、埼玉県N様よりご寄贈のアップライトピアノをお届けいたしました。
1月15日 宮城県S様へ、東京都F様よりご寄贈のアップライトピアノをお届けいたしました。
1月19日 岩手県T様へ、宮城県Y様よりご寄贈のアップライトピアノをお届けいたしました。
1月27日 岩手県M様へ、東京都M様よりご寄贈のアップライトピアノをお届けいたしました。
2月2日 東京都の復興応援スペースLaLaLa様へ、神奈川県W様よりご寄贈のグランドピアノをお届けいたしました。
2月2日現在、お届け総数は424台になりました。ありがとうございました。
東日本大震災から、まもなく4年を迎えようとしています。震災直後、「物」を支援するたくさんの支援団体、グループが生まれましたが、その多くがすでに活動を停止していることと思います。もちろん、復興支援を続けている方々は今もたくさんいて、様々な形で被災地へ思いを届けてくださっています。
「被災地へピアノをとどける会」も、以前に比べれば動きは少なくなりましたが、現在も活動を続けています。お届け先からは、写真のような御礼状をたくさん頂戴します。私たちの打ち合わせ会議の時に回覧しますが、思わずスタッフの表情が和みます。
もう4年も経ったのだから…と思われるかも知れませんが、震災によって狂ってしまった生活を取り戻すためには、今でも音楽の力が必要なのです。「ようやく住まいを確保することができて仮設住宅を出ることができた。子どもが、諦めていたピアノをまた弾きたいと言っているが、とても買ってやる余裕がない。」というような支援ご希望を、最近も頂きます。
私たちが息をのんだのは、こんなお手紙を頂いた時でした。
「4人のいとこ同士の小学生が、今は一緒に暮らしている。2人きょうだいの両親、祖父母、叔母が亡くなり、引き取った。震災前は、両家族ともにピアノがあったが、どちらも被災した。譲り受けたキーボードで練習しているが、やはりピアノを弾かせてやりたい。」
そして、無事4人のお子さまの許へピアノをお届けすることができました。寄贈のお申し出も運搬に係る費用へのご寄付も減り、動きは細々としたものになってはいますが、まだ私たちが活動を続けていて良かったと思います。