2012年3月15日木曜日

ヴィクター・ローゼンバウム ピアノリサイタル



3月14日、東京・めぐろパーシモンホールにおいて、ヴィクター・ローゼンバウム ピアノリサイタルが開催されました。ローゼンバウム氏は、アメリカ・イーストマンで客員教授を務め、ニューイングランド音楽院、マネス音楽院、ジュリアード音楽院や世界各国のセミナーで教鞭をとられるほか、演奏家としても活躍中のピアニ ストです。

氏は、2010年11月、仙台を訪れており、その御縁から今回のピアノリサイタルの収益金を、「被災地へピアノをとどける会」へご寄付下さる ことになりました。「被災地へピアノをとどける会」実行委員長の庄司美知子が、リサイタルの後、楽屋でローゼンバウム氏と再会。会場にお越しになっていた多くの各地のピアノ講師の方からも、 本会のことについてお声掛け頂きました。ローゼンバウム氏は、3月11日にもコンサートを行い、14時46分には、ちょうど行っておられたレッスンを中断し、シューベルト「即興曲」を献奏して、犠牲者に祈りを捧げてくださったそうです。

以下、プログラムに掲載されていたローゼンバウム氏のメッセージをご紹介します。(訳は、本会とのご仲介も頂きました上原睦子先生によるものです)

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日本は何度も訪れた地ですが、仙台への最初の旅は2010年11月、多くの人々の生活が破壊された震災の数か月前でした。
音楽家として、被災地域に音楽のある生活を取り戻すためのお手伝いができるのなら、喜んで行動したいと思います。
わたしたち音楽家は、生活がひっくり返されストレスを強いられる日々の中で、音楽が与えてくれる慰めと癒しの力を信じています。
皆様、この運動を一緒に応援しましょう。コンサートで私の音楽を聴いて頂くことが、被災地の子ども達とその家族にピアノと音楽を届けることにつながります。

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