2014年8月11日月曜日

寄贈のご報告

残暑お見舞い申し上げます。 
  
8月5日 岩手県立釜石高校へ、匿名様よりご寄贈のグランドピアノをお届けいたしました。
8月10日 福島県G様へ、ヤマハ電子ピアノをお届けいたしました。
8月11日現在、お届けしたピアノの総計は、399台になりました。ありがとうございました。400台目のお届けも予定が決まりました。お届けが完了しましたら、ご報告させて頂きます。

 

 写真は、震災直後の岩手県立釜石高校の体育館です。釜石市市民文化会館は被災し、現在釜石市にはコンサートや音楽会を開く会場がありません。
その代わり、釜石高校の体育館や校内で、「第九演奏会」「釜石市民合唱祭」など、公共的な行事も行われています。
しかし、体育館のピアノは、老朽化したアップライトでした。出来ることならグランドピアノを設置したいとのことで、グランドピアノをお届けいたしました。
 
「被災地へピアノをとどける」というと、津波で壊滅してしまった場所を想像されるでしょうか。しかし、公共、個人を問わず、そういったところへの支援は、今なお簡単ではありません。
「被災地へピアノをとどける会」の活動には、地域の音楽活動活性化に寄与することも含まれています。釜石高校は、校舎の被害は免れましたが、震災直後はこの写真のように避難所となり、今は地域の音楽文化の拠点としての役割を担っています。
1台のピアノが地域文化に果たす役割の大きさを、東日本大震災発災から3年5か月の月命日にあたり、改めて思います。
「被災地へピアノをとどける会」事務局は、8月13日から17日までお休みを頂きます。お問い合わせ等への対応は18日以降になりますので、どうぞよろしくお願いいたします。