2013年5月5日日曜日

私の心 のふるさと in 三陸 ~歌い継ごう・自然とともに生きる歌~




53日、被災地へピアノをとどける会と仙台中央音楽センターの共同主催によるコンサート「私の心 のふるさと in 三陸 ~歌い継ごう・自然とともに生きる歌~」は、気仙沼市本吉はまなすホールで無事終了しました。出演は、山中敦子(ソプラノ)、草刈伸明(バリトン)、勅使河原真実(ヴァイオリン)といった、いずれもとどける会を強力にサポートしてくださっている方々と実行委員長・庄司美知子(ピアノ)です。副委員長・吉川和夫が、とどける会の活動報告をお話しする時間も設けられました。

少し長めのコンサートでしたが、ほとんどのお客様が最後まで聴いてくださり、ロビーに出た私たちに口々に御礼をおっしゃってお帰りになりました。みなさん、穏やかな笑顔でした。

そして嬉しかったのは、これまでにピアノをお届けした方々が何人も聴きに来てくださったことです。あるピアノの先生からは、お届けしたピアノで再びレッス ンを受け始めてから、生徒さんの表情まで変わったとお話しくださいました。避難所へ訪問演奏に出かけた庄司に、「いつかまたピアノが弾きたいな」とつぶやいて、とどける会が立ち上がるきっかけとなった姉妹も来てくださいました。この少女がつぶやかなければ、306台のピアノは動くことはなかったのです。

とどける会のスタッフにとっても、活動の今までを振り返り、これからを考える良い機会となりました。ありがとうございました。