「被災地へピアノをとどける会」からピアノをお届けした、宮城県O音楽教室の先生のブログ記事をご紹介させて頂きます。
「震災で流された松岩教室、やっと復活しました。
あの日、津波がくる3分前までこの場所にいました。
私たちが近くの高台にある松岩寺に移動した直後、津波で教室は流され、この場所はがれきの山になっていました。
ここで教室を再開するなんて、もうないことだと思っていました。
一緒にあの時逃げたなおちゃんママから、お花をいただきました。
なおちゃんママは教室再開おめでとうと言いながら、泣いていました。
私もあの日を思いだして、一緒に泣きました。
私が今こうして生きているのは、本当にどうしてだかわかりません。
あの日、あの時、なぜあの場所からぎりぎりで移動しようと思ったのか、いつも考えます。
私に何ができるのか…
みんなが笑顔でいられるように、音楽の素晴らしさをこの場所で伝えていけたらと思っています。
ピアノを支援していただいた、被災地にピアノをどどける会様、本当にありがとうございました。
大切に使わせて頂きます。」
この先生のご友人も、「この地域の被害は本当に酷かったのです。この場所で教室が再開できたのは驚きでした。本当に良かったです。」と話してくださいました。トレーラーハウスを購入して、教室にしていらっしゃるそうです。前を向いて進んでいくパワー…素晴らしいですね!
子どもさんたちの心が和やかな調べで満たされますように。
ご発展を心よりお祈りいたします。