2015年3月24日火曜日

宮城県復興応援ブログ「ココロプレス」その3

宮城県復興応援ブログ「ココロプレス」で取材してくださった記事の「その3」が公開されました。今回は【手紙編】です。今回初めて公開するお手紙も掲載されています。ピアノを必要としてくださった方々の生の声、ぜひご一読ください。

http://kokoropress.blogspot.jp/2015/03/3.html

2015年3月21日土曜日

宮城県復興応援ブログ「ココロプレス」その2

宮城県復興応援ブログ「ココロプレス」が取材してくださった記事「その2【活動編】」が公開されました。ぜひご一読ください。

なお、「その3」も準備中です。「被災地へピアノをとどける」活動の現在を広く知って頂くきっかけになれば幸いです。

http://kokoropress.blogspot.jp/2015/03/2.html

2015年3月1日日曜日

寄贈のご報告とお願い・・・まもなく4年

 
(写真は大崎市松山保育所)



 2015年2月のお届けをご報告いたします。

2月6日 岩手県M様へ、神奈川県S様よりご寄贈のアップライトピアノをお届けいたしました。
2月17日 宮城県伊保石清水沢一区町内会(災害公営住宅集会所)様へ 、大阪府M様よりご寄贈のアップライトピアノをお届けいたしました。
2月27日 宮城県吉田保育園様へ、福岡県Y様よりご寄贈のアップライトピアノをお届けいたしました。

お届け総数は427台になりました。
ありがとうございました。

間もなく、東日本大震災から4回目の「3.11」を迎えようとしています。
その日が近づいてくると、心なしか気持ちがザワザワします。

これまで、皆さまからお寄せ頂きましたご厚意に、「被災地へピアノをとどける会」スタッフ一同、心より感謝申し上げます。お届け報告をご覧頂くとおわかり頂けるかと思いますが、4年経とうとしている現在も、ピアノは少しずつ動いています。

「ようやく仮設住宅から自宅に移り、環境が整ったので・・・」
「2015年5月に新居が完成するので…」
「2015年9月に新居が完成したら・・・」

最近頂戴する「支援希望」の多くは、こんな感じです。もちろん被災してご自宅とともにピアノを流失してしまった方々からの「支援希望」です。

2015年1月30日復興庁発表によれば、今も22万人以上の方が仮設にお住まいとのこと。復興公営住宅の建設が急ピッチで進められていますが、1,000人収容の大型集合住宅といっても、入居できるのはわずかにすぎません。自力で住宅を確保しようとしている方々から「建設が遅れているので、ピアノを頂戴するのを少し待ってほしい。」というご連絡を頂くのも、珍しいことではありません。資材も職人さんも不足しているのです。中には、「平成30年に支援をお願いできないか。」というお申し出もあり、スタッフ一同頭をかかえてしまいました。

多くの組織は、すでに支援活動をやめています。私ども「被災地へピアノをとどける会」も、活動をいつまで続けられるかわかりません。というのも、活動資金の底が見え始めているからです。

「被災地へピアノをとどける会」は、いかなる団体、会社、組織等の後ろ盾を受けることなく、すべて世界の音楽家、音楽愛好家の皆様からの寄付金だけで、400台以上のピアノをお届けしてきました。「すごいですね。」とよく言われますが、本当にすごいと思います。何がすごいかと言えば、私たちスタッフがすごいのではなく、個人やグループからご寄付頂くお金だけで、ここまでやってこられたことです。

「家族もろともに巨大津波に飲み込まれ、自分だけ生き残った。被災者ではあるが『支援する側』として救援活動を継続している」というような方からのお問い合わせを、ごく最近も頂きました。

資金が底をつけば、とどける会の活動もそろそろ潮時・・・と考える反面、あともう少しだけでも、できるだけのことをしていかなければ・・・とも思うのです。

震災から4年が経ちます。
しかし、被災地に「風化」という言葉はありません。

どうか、1台でも多くのピアノをお届けできるよう、引き続きのお力添えを切にお願い申し上げます。