2012年3月21日水曜日

第4回数寄屋橋音楽会



実行委員の吉川です。「被災地へピアノをとどける会」との共催で催された第4回数寄屋橋音楽会は、いささか自画自賛になりますが、稀にみる素敵な演奏会になりました(3月20日、東京・銀座、東日本復興応援プラザ)。

これまで被災地に賜った多くのご支援に対する感謝という企画意図で、「被災地の若き音楽家たち」にも来てもらって演奏してもらいました。
 仙台から参加して くれた宮城教育大学学生・鴫原葵君、野口裕衣さんは、ともに丁寧な演奏で可能性を感じさせてくれました。また、仙台と東京とに拠点を置いて活躍中の勅使河原真実さん、志賀恵子さん、「被災地へピアノをとどける会」実行委員長・庄司美知子さんの3人は、ベテランの風格で、全体に落ち着きを与えてくれました。
そして、気仙沼から来てくれた16歳、小野寺正法君のスピーチと歌は、130名あまりの客席に、悲しみとそれを跳ね返そうとする力強さとを清々しい風と共に届けました。小野寺君を心のこもったサポートで伴奏してくれた榊原紀保子さん、畠山裕恵さんのプロデュース力も素晴らしいものでした。

演奏の合間には、「被災地へピアノをとどける会」の活動報告をさせて頂きました。お客様は、およそ2時間半、短いとは言えない会を最後まで熱心に聴いてくださいました。1階のショップの売り上げにも貢献できた模様。ありがとうございました。

以下に、数寄屋橋音楽会実行委員長の畠山 裕恵さんからのメッセージを掲載します。

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実行委員長の畠山です。本日の第4回数寄屋橋音楽会も大変多くのお客様にお越しいただきました。
気仙沼・石巻・相馬の若き音楽家、そしてベテランの仙台出身演奏家の素晴らしい音楽にのせて、これまでのご支援の感謝の気持ちをお届けしました。
特に気仙沼高校・小野寺君のメッセージと自作曲に、私たちスタッフも涙をこらえることができませんでした。彼は震災の耐えがたい悲しみと絶望感をのりこえ、被災地以外に暮らす私たちに、自分の与えられた命を生き抜くことの大切さを伝えてくれました。これから先の復興を担っていく彼らに、心からエールを送りたいと思います。そして毎回、東北に心をよせて音楽会にお集まり頂いている多くの皆さまに、この場をお借りして改めてお礼申し上げます。

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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120319t15004.htm 河北新報のWebニュース(3月19日)

http://sankei.jp.msn.com/region/news/120320/tky12032022370006-n1.htm 産経新聞のWebニュース(3月20日)