2011年11月18日金曜日

ご報告とお願い


ご報告とお願い 

日頃より「被災地へピアノをとどける会」の活動につきまして、
種々ご協力、ご支援を賜り感謝申し上げます。


アップライト・ピアノの寄贈(受け入れ)を一時休止させて頂きます。

私たちの会では、次のような流れで寄贈を行っております。

寄贈のお申し出
全国の調律師協会員がお伺いしてピアノの状態を確認
(寄贈に適していると判断された場合)お引き取り
仙台市内の倉庫に到着後、状態を再度確認したうえで、支援先へお届け

活動開始以来、大変多くの方からアップライト・ピアノ寄贈のお申し出を頂いております。現在、仙台市内の倉庫には、一定の数のピアノが寄贈先に向けて出発するのを待っております。また、お申し出を頂きながら、なかなか状態確認に伺えないケースも多く出ております。

お申し出からお引き取りまで、日程調整等も含めてかなりのお時間を頂戴しておりますが、上記の手順を丁寧にたどっていることのほか、私たちの活動に全面的に協力してくださっている運営スタッフの何人かが被災しており、手一杯な状態にあることも理由のひとつとなっております。お申し出を頂きながら、未だに状態確認の連絡が届かない方には、申し訳ありませんが今しばらくお待ち頂きたく存じます。(お申し出から状態確認まで、最低1か月程度を要しております。)

また、年末が近づくにつれて配送関係は繁忙期に入りますので、この流れがさらに滞ることが予想されます。そこで、アップライト・ピアノの寄贈(受け入れ)を一時休止させて頂きます。まずは、現在倉庫にお預かりしているピアノ、寄贈のお申し出を頂いているピアノを、一日も早く支援先にお届けすることに集中し、それらが一定程度納まった後に、アップライト・ピアノの寄贈(受け入れ)を再開させて頂きます。再開時期は未定ですが、追ってホームページ等でお知らせ致します。

電子(デジタル)ピアノの寄贈(受け入れ)を中止させて頂きます。

電子(デジタル)ピアノを寄贈したいというお申し出も多く頂戴しております。ぜひ被災地で使ってほしいというお気持ちはありがたく頂戴いたしますが、製造年から一定期間経ってしまうと部品が入手できなくなりますので、古い製品は今後修理等が必要になった場合に困難を伴います。また電子ピアノの場合、新品の電子ピアノを購入するのと同等以上の配送料が必要になるケースも出ております。そこで、誠に勝手ながら、電子(デジタル)ピアノの寄贈(受け入れ)を中止させて頂きます。

今後、電子ピアノを必要とされているところへは、お預かりしている義援金から新品を購入して、お届けいたします。但し、これまでに寄贈をお申し出頂いたものにつきましては、会が責任を持ってお預かりして支援先へお届けいたします。

○グランド・ピアノに関しましては、今後も寄贈(受け入れ)を継続いたします。
○アップライト・ピアノ、グランド・ピアノ、電子ピアノの支援を希望される学校、組織、施設等や個人の方は、ホームページのお問い合わせフォームよりご連絡ください。

今後とも、引き続き「被災地へピアノをとどける会」の活動にご高配賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

20111118
被災地へピアノをとどける会