2011年8月12日金曜日

寄贈の現状(追記)

石巻の方から現状を伺いましたので、追記しておきます。
石巻に限りませんが、被災して校舎が甚大な被害を受けた学校は、無事だった学校の教室を借りて授業しています。中学校に小学校が間借りしているところもあります。
そんな学校が修復もしくは新築されて元に戻るには5年はかかるだろうとのこと。
被災してピアノをなくした学校が、ピアノを受け入れるには校舎が元のような姿に戻る必要があります。別の学校へ間借している学校も、徐々に仮設の教室へ移りますが、このとき、
グランドやアップライトのピアノは重量があるので、仮設の教室には持ちこめません。そこで、仮設の教室でも使えるような電子ピアノが求められているとのことです。
確かにピアノと電子ピアノは別のものですし、電力節約が求められている時に電子ピアノを寄贈するのはおかしなことのように思われるのはもっともなのですが、現地にはこのような厳しい事情があることもぜひご理解ください。(K)