2013年3月28日木曜日

コンサートでの募金活動

3月26日、東京文化会館小ホールで行われた東京混声合唱団定期演奏会で、「被災地へピアノをとど ける会」副委員長・吉川和夫作曲の合唱曲「どうして あんなに」が演奏されました。震災犠牲者への鎮魂の意を込めた作品です。指揮者の田中信昭先生と東混メンバーや事務局の皆さまのおはからいにより、吉川が 舞台で「とどける会」の活動についてのスピーチをさせて頂きました。

終演後には、メンバーの方々が募金活動を行って「とどける会」へ寄付して頂けることになりました。東混のメンバーには東北出身の方がたくさんおられ、中にはご親戚が被災された方もいらっしゃるそうです。東京混声合唱団の皆さまに、厚く御礼申し上げます。

このように、演奏会での募金活動で集まったお金を「とどける会」へ寄付しようという動きが、今もあります。若い方々がチャリティーコンサートを企画しているとのお話も伺っています。

現在、ピアノは供給過多の状態が続いていますので、新たな受け入れは一旦中止しております。しかし、ピアノを移動し整備するためのお金はこれからも必要で すので、このような動きは本当にありがたいですし、金額の多い少ないではなく、皆様のご厚意が繋がっていくことが本当に嬉しいことです。今後ともよろしくお願いいたします。

2013年3月22日金曜日

ポーランドからの被災地応援メッセージ

「被災地へピアノをとどける会」のボランティアとして働いてくれている宮城教育大学の学生・阿部菫花さんが、半年間ポーランドへ留学してきました。音楽や美術など芸術分野を専攻している被災地の学生を優先としたポーランド政府(文科省)による奨学金留学生の募集があることを知り応募したところ、採択されたのでした。音楽院に通いながら、日本語教育の現場や日本文化を広める多くのイベントに足を運んでいたとのこと。ポーランドは親日国で、日本への関心がとても高いそうです。

ポーランドの学生さんたちは、震災応援メッセージの水墨画を描いて、阿部さんにプレゼントしてくださいました。阿部さんはこれを「被災地へピアノをとどける会」へ送ってくれました。宮城教育大学・見上学長のおはからいによって、本日午後、この水墨画と写真等を、宮教大萩朋会館2階出入り口のスペースに展示させて頂きました。何人もの事務職員さんがお手伝いくださったおかげで、きれいに飾り付けできました。しばらくの間展示させて頂くことになっておりますので、お近くにお出かけの際は、ぜひご覧ください。

2013年3月14日木曜日

御礼の数々とお願い

3月11日更新のビデオメッセージには、とても多くの反響を頂きました。さらにお近くの方にお話し頂けたら幸いです。

さて、今日は珍しく午前中に行った打ち合わせ会議の席に、嬉しいものが届けられ、思わずメンバー全員歓声をあげました。福島県新地町立新地小学校の皆さんの寄せ書き、それに校長先生からのお手紙と、ビデオレターです。ありがとうございました。



また昨日は、相馬市立中村第二中学校より、電子キーボードをお届けした御礼の写真が届きました。

音楽担当の先生は、「来年の合唱祭が今から楽しみです、充実した練習になること間違いないと感じています。」とメールに書いてくださいました。ありがとうございました。

大崎市教育委員会からは、感謝状を頂戴いたしました。ありがとうございました。




さて、ここからは「お願い」です。

現在、ピアノの支援を受けたいという「需要」よりも、ピアノを贈りたいという「供給」が上回っている状態です。 すべての種類のピアノの新たな受け入れを、一旦中止させて頂きます。わが家のピアノを使ってほしいというお申し出は、いつもありがたく嬉しいのですが、保管する倉庫のスペースにも限りがありますので、やむを得ぬ措置とご理解頂ければ幸いです。
再開の時期は未定ですが、またホームページ等によってお知らせいたします。
なお、最近お申込み頂いて、私どものリストに「登録させて頂きます」とお返事を差し上げている方には、受け入れの目途が立ちましたらご連絡いたしますので、お待ちください。

ピアノを搬送、補修する費用のご寄付は、引き続きありがたくお受けいたします。

どうぞよろしくお願いいたします。





2013年3月11日月曜日

ビデオメッセージ

私ども「被災地へピアノをとどける会」のスタッフが、5分ほどのビデオをまとめました。
ぜひご覧ください。 



 

今日2013年3月11日、東日本大震災からちょうど2年を迎えました。 

ようやく完成した新居、廃校や統合が決まった学校など、新年度を目の前にして被災地では様々な動きがある一方、未だに見通しのつかないことがたくさんあるのも現実です。
「被災地へピアノをとどける会」の活動は、この日までに293台のピアノをお届けすることができました。今後環境が整ってくれば、さらにピアノ支援希望の声が届くのではないかと考えております。

今もピアノを寄贈したいというお申し出は途切れることなく頂戴しております。ありがたいことです。ただ、当会の規定に合わないため、ご辞退せざるを得ないケースも多々あります。残念で心苦しいことですが、現在のところ、やや供給過多の状態にあり、一時保管とメンテナンスを行う倉庫のスペースも限りがありますので、ご寛恕頂きたく存じます。
正直言って、財政的にはかなり厳しくなって参りました。現在もコンサート等で温かい寄付金をお預かりさせて頂いていますが、1台のピアノを動かすのに15~17万円ほどかかります。これから震災から3年目に向けて、「風化」がますます進むことを恐れます。

被災地にピアノが必要になるのは、むしろこれからかも知れません。私たちは、これからも被災地に音楽が響き、ピアノを中心に笑顔が広がるよう、微力ながらも活動を続けて参ります。これまでに頂戴したご厚意に厚く御礼申し上げますとともに、今後とも「被災地へピアノをとどける会」をお引き立て頂きますよう、お願い申し上げます。
 

寄贈のご報告

2月24日、宮城県M様へ、埼玉県F様よりご寄贈のアップライトピアノをお届けいたしました。
2月24日、岩手県H様へ、ヤマハ電子ピアノをお届けいたしました。
2月25日、福島県立新地高校へ、栃木県株式会社カンセキ様よりご寄贈のグランドピアノをお届けいたしました。
3月2日、宮城県H様へ、埼玉県K様よりご寄贈のアップライトピアノをお届けいたしました。
同じく3月2日、宮城県T様へ、宮城県S様よりご寄贈のアップライトピアノをお届けいたしました。

そして今日3月11日、石巻市立住吉小学校へ、埼玉県S様よりご寄贈のグランドピアノをお届けいたします。
 
御礼のメール等もたくさん頂戴しております。
「大事にしていたグランドピアノが津波で流されてしまいましたが、今回ピアノを支援していただき、約二年ぶりにピアノに触れることができました。今では二年もの月日をうめるかのように毎日ピアノに触れています。支援していただき、大好きなピアノを弾く日々を取り戻すことができました。本当にありがとうございました。 」(宮城県S様)

{この度は大切なピアノを寄贈いただきましてありがとうございました。
大事に使わせて頂きます。心より感謝しております。」(福島県S様) 
 









ありがとうございました。